北朝鮮の拉致早期解決を 三重県議会が決議案提出へ

北朝鮮に拉致された横田めぐみさんの父、滋さんが5日に亡くなったことを受け、県議会が拉致問題の早期解決を訴える決議案を提出する方針を固めたことが分かった。30日の本会議に提出する。

県議会事務局によると、滋さんの死去を受けて決議案を提出するのは、都道府県議会で初とみられる。意見書を含めた提出では、24日の本会議で可決した滋賀県議会に続いて2例目となる見通し。

決議案は滋さんについて「めぐみさんに一目会いたいとの願いがかなわないまま世を去られたことは、誠に遺憾で痛惜の念に堪えない。家族や被害者は高齢化が進み、もはや一刻の猶予もない」と指摘した。

その上で「北朝鮮に対しては、一日も早く拉致被害者全員を帰国させるよう強く求める」と強調。日本政府と国会に対しては、拉致問題の早期解決に向けて全力を挙げて取り組むよう求めている。

滋さんの死去を受けて自民系の県議が提案し、県議らでつくる北朝鮮拉致問題解決促進議員連盟(中森博文会長、48人)での議論を経て決議案の提出を決めた。全会派から13人が連名で提出する。

県議会は少なくとも平成14年から6回にわたり、拉致問題の早期解決を求める意見書を可決した。今回は「県議会の意思表明が主眼」とし、政府などに提出する意見書ではなく、決議としてまとめた。