平山郁夫の原画、西陣織で再現 シンフォニアテクノロジー響ホール伊勢で特別展

【平山郁夫の作品を再現した西陣織が並ぶ会場=伊勢市岩渕のシンフォニアテクノロジー響ホール伊勢で】

【伊勢】日本画家、平山郁夫(1930~2009年)の原画を西陣織で再現した特別展「西陣美術織 平山郁夫シルクロード展」が、伊勢市岩渕のシンフォニアテクノロジー響ホール伊勢で開かれている。28日まで。

平山の集大成とされる「シルクロード」シリーズ作品などを、伝統の技術で織り上げた15点を展示。荷を載せたラクダのキャラバンが砂漠地帯を歩む「パルミラ遺跡を行く」、月夜の「ブルーモスク」など、十数色の細い絹糸を折り重ね、細部まで緻密に再現した作品が並ぶ。来場した70代の女性は「すごく繊細。こんな織物を見たのは初めて」と感心していた。

特別展は、京都市の西陣織の職人や普及団体などでつくる実行委が主催し、近畿を中心に巡回展を開いている。実行委の担当者は「平山さんの作品を通し、職人の織りの精緻さを見てほしい」と話していた。

入場無料。午前10―午後5時(最終日は午後4時)。