子育て家庭の食事支援 三重県が補助金を創設

鈴木英敬三重県知事は25日の定例記者会見で、新型コロナウイルス感染症の拡大で困窮する子育て家庭の食を支える活動を支援するため、「食を通じた子育て・支え愛事業補助金」を創設すると発表した。子ども食堂など子育て家庭に食事を提供する活動に他の団体と協力して取り組む事業者を対象に、最大5万円を補助する。26日に募集を開始し、予算額の200万円に到達次第、締め切る。

子ども食堂は家計の苦しい家庭を対象に無償もしくは安価で食事を提供。感染対策のため、現在は食料や弁当の配布などで子育て家庭の食を支えるが、食材を入手する難しさや弁当を配布するボランティアスタッフの不足など課題を抱えている。

県は、単独の事業者が子ども食堂など子育て家庭の食を支援する取り組みを安定的に続けるには課題があると判断。県内で飲食店やスーパーと連携する子ども食堂が出てきていることなどから、他の団体と協力する取り組みを促そうと補助金を創設した。

補助金は他の団体と協力して食材や食事を継続的に提供する団体が対象。スタッフの交通費や衛生用品の購入費などを補助する。対象期間は来年3月31日まで。おやつタウンの松田好旦社長からの寄付の一部を活用し、40事業者の申請を見込む。

鈴木知事は「子どもや子育て家庭の命を守る食の支援ができるよう県としてもしっかりサポートしていきたい」と述べた。

補助金の交付を希望する団体は交付申請書や事業計画書、収支予算書などを子育て支援課=〒514―8570津市広明町一三番地=に郵送または持参する。締め切りは7月27日午後5時。問い合わせは、同課=電話059(224)2271=へ。