伊勢鉄道社長に渡邉氏 前副知事を選任 過去最大の赤字 三重

三重県などが出資する第三セクター、伊勢鉄道(鈴鹿市桜島町一丁目)は25日、津市羽所町のホテルグリーンパーク津で取締役会を開き、石垣英一社長(72)の後任に渡邉信一郎前副知事(66)を選任した。

同社によると、石垣氏は来年6月に開かれる予定の株主総会まで1年間の任期を残して退き、渡邉氏が引き継いだ形。石垣氏は副知事だった平成27年6月から5年間にわたって社長を務めてきた。

また、同社は取締役会に先立つ株主総会で、令和元年度の事業報告書を公表した。経常収支は約6350万円の赤字。経常収支の赤字額としては、昭和61年10月の同社設立以来で最大となった。

新型コロナウイルスの影響で列車の利用が減少したことが主な理由。特急の利用者は前年度比7・1%減の約17万3千人で、5年連続で過去最少を更新。前年度から繰り越した車両検査の費用もかさんだ。