首都圏の県出身学生に支援物資 コロナで困窮 皇學館大生らがプロジェクト 三重

【県内出身の学生に三重テラスへの来場を呼び掛ける皇學館大の学生ら=三重県庁で】

新型コロナウイルス感染症の影響で困窮する首都圏在住で三重県内出身の学生を支援しようとプロジェクトを立ち上げた皇學館大の学生らが24日、県庁で鈴木英敬知事と面談し、活動の周知などで協力を求めた。県内事業者から食品や衛生用品を募り、7月11、12両日に県の首都圏営業拠点「三重テラス」(東京)で配る。

アルバイト収入が減って生活が苦しい学生らを支援したいと皇學館大の学生が発案。同大現代日本社会学部の新田均学部長と北村物産の北村裕司社長の協力を得て、プロジェクトチームを立ち上げた。

県内事業者に支援物資を募ったところ、21―24日までの4日間ですでに食品会社や製薬会社など12社が協力を申し出ている。50社を目標に、7月7日まで引き続き協力を呼び掛けている。

集まった物資は三重テラスで配布する。県内にゆかりのある学生や若者が対象。約300人を見込む。感染対策のため事前に連絡をもらい、来場日時を分散させる方針。配布作業は現地の学生ボランティアが担う。

県庁を訪れた皇學館大4年の田中南帆さん(21)は青森県出身で、自身も奨学金を受給しながらアルバイト収入で生活しているといい「アルバイトがなくなって困っている人を支援したい」と話した。

中国河南省出身の留学生で同大4年の車冉(シャゼン)さん(20)は「新型コロナウイルスの影響で東京にいる友達はアルバイトがなく大変な状況になった。同じ学生として心配している」と語った。

鈴木知事は「首都圏の学生をみんなが応援してくれるのは大変ありがたいこと。協力する手立てを作ってくれてありがたく思う」とした上で「プロジェクトの情報を発信したい。頑張りましょう」と述べた。

配布は7月11日正午―午後5時と12日午前10時―午後4時まで。希望者は事前に専用問い合わせ先(magokoro.mie@gmail.com)に電子メールで連絡する。支援物資を提供する県内事業者は7月7日までにプロジェクトの問い合わせ先(otodoke.mie@gmail.com)に連絡する。