
【桑名】総合食品メーカー「ヤマモリ」(三重県桑名市)は20日、市内すべての子ども食堂に向け、同社商品を寄付した。市内全9カ所の子ども食堂で構成する「桑名こども食堂ネットワーク」が同社に、コロナウイルスの影響で収入が減少して困っている人や子育て世帯に食料品を支援していることを伝え、同社が寄贈を決めた。
贈呈式は同日、同市和泉の城南まちづくり拠点施設であり、同社の渡部嘉久管理本部長と同ネットワーク事務局の対馬あさみさん、市内子ども食堂6カ所の関係者らが出席。
渡部本部長が同ネットワークに、同社商品5品目(ヴィアティン三重応援カレー、炊き込みご飯の素、お弁当そうめんつゆ、キティおいしい醤油(しょうゆ)、タイカレー・マンゴー)のセットを、計500セット贈呈した。
式で渡部本部長は「今後も市と食堂ネットワークとタッグを組み、継続して地域に貢献していきたい」と語り、対馬さんは「コロナの影響でこれまで通りの開催ができずにいる。大変な時に支援いただき、また今後もタッグをと言っていただき、本当にうれしい」と謝意を述べた。
式終了後は、同施設内の「こども食堂 いな穂」で、予約した79家庭にドライブスルー形式で寄贈品が配られた。
同ネットワークは、残り8カ所の子ども食堂にも、活動を再開したところから寄贈品を配る予定。