四日市リサイクル店強盗 懲役6年求刑 津地裁支部

四日市市のリサイクルショップで約340万円相当の金品を奪ったとして、強盗の罪に問われた愛知県知多市西巽が丘、飲食店員中村青被告(23)の論告求刑公判が19日、津地裁四日市支部(手﨑政人裁判官)であり、検察側は懲役6年を求刑し、結審した。判決は26日。

論告で検察側は、中村被告が共犯者の男と共謀して「被害者に催涙スプレーを噴射し、顔にナイフを突きつけて金品を奪った。逃走時は被害者の目鼻口を粘着テープでふさぎ、両手足を結束バンドで縛った」と指摘。事件後も「SNSで『裏バイト』などと検索しており、再犯可能性が高い」と主張した。

弁護側は最終弁論で「計画を立てたのは共犯者。被告が強盗をすると知ったのは事件の直前だった」と、従属的な立場を強調。共犯者の男がナイフを持っていたことも知らなかったとした上で「被害品を一切受け取っていない。共犯者にだまされて加担させられた」とし、酌量減軽を求めた。

手﨑裁判官は論告と弁論を前に、中村被告の借金がリサイクルショップへの被害弁償を合わせると1千万円以上に上ると指摘。「簡単に返せる額ではない。結局、職業的な犯罪者と思える人間にだまされ、いいように使われている。まだ若いからやり直しのきく年。もう少し先々のことまで考えるように」と諭した。

起訴状などによると、中村被告は2月6日夕、共犯者の男と共謀し、四日市市久保田2丁目のリサイクルショップで、男性店長をナイフなどで脅し、現金約88万円と金貨や指輪など70点(時価約255万円相当)を奪ったとされる。