志摩産真珠を画材に 塩本さんが作品展示 2度の延期経て開催 三重

【フランス国際応募展「ル・サロン」で入選した「光と影」を紹介する塩本さん=志摩市の大王美術ギャラリーで】

【志摩】三重県志摩産のアコヤ真珠を画材に使用し、フランス国際応募展「ル・サロン」でも認められた同市志摩町和具出身の真珠絵作家、塩本幸子さん(60)の作品を集めた「Sachiko Shiomoto作品展」が、志摩市大王町波切の大王美術ギャラリーで開かれている。7月6日まで。

真珠絵はインドネシア・バリ島で伝統絵師として活動するKuncit(クンチ)さん(47)の墨絵を下絵に、大小にカットしたアコヤ真珠の層やすりつぶした真珠の粉を使用。見る角度や光の反射で異なる輝きを見せるのが魅力という。

塩本さんは夫婦で真珠加工販売業を経営。アコヤ真珠の魅力を伝える方法を模索する中で、7年前にKuncitさんの作品と出会い、共同製作を持ちかけたのがきっかけという。

象頭の神「ガネーシャ」や女神「スリ」など、バリヒンドゥーの神々をモチーフとした作品が中心。一つの作品には平均して約3・75キロのアコヤ真珠が使用されている。会場ではル・サロンに入選した「祝福」「光と影」など23点と、原画5点を展示している。

当初は4月23日からの開催を予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期。5月には二度目の延期を経てようやく開催の運びとなった。

塩本さんは「中止になるかもという不安もあったがやっと開催できて良かった」とし、「写真では伝わらない魅力があるのでぜひ見に来てほしい」と話した。

開館時間は午前9時―午後5時で火水曜休館。入館無料。問い合わせは同館=電話0599(72)4336=へ。