古式ゆかしく田植え 鈴鹿の椿大神社 五穀豊穣願い御田植祭 三重

【苗を植え付ける植方女ら=鈴鹿市山本町の神饌田で】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市山本町の椿大神社(山本行恭宮司)は14日、同町の神饌田・瑞宝稲荷社で、五穀豊穣を祈念する御田植祭を開いた。新型コロナウイルス感染予防のため規模を縮小して斎行。氏子ら10人が水稲キヌヒカリの苗を古式ゆかしく手植えした。

約500平方メートルの神饌田で、一文字がさに紋帷子、手甲脚半、あかねだすき姿の植方女と植方男の氏子らが一列に並び、苗を3―4本ずつ丁寧に植え付けた。

植え付け後、同大神社と別宮椿岸神社それぞれの主祭神・猿田彦大神と天之鈿女命を描いた大うちわを三度合わせ、秋の豊かな実りを願う大団扇合わせ神事があった。

同田の稲は10月初旬ごろに収穫し、そのうち一俵を伊勢神宮に奉納する。同祭は平安時代から伝わり、明治時代に一時中断したが、昭和51年に復活させ45回目となる。