東海3県で唯一のドムドムバーガー閉店へ 桑名

【長年、ハンバーガーショップを続けてきたオーナー】

【桑名】桑名駅東側の商業ビル「桑栄メイト」(三重県桑名市桑栄町)が7月末に営業を終了するのに伴って、ビルの2階にある日本初のハンバーガーチェーン「ドムドムハンバーガー」の桑名FC店が店を閉める。オーナー夫婦が高齢化などを理由に閉店を決め、常連客らに惜しまれながら、もうすぐ最後の日を迎える。

同店は現在、ドムドムハンバーガーの東海3県で唯一となる店舗。昭和48年10月にオープンし、オーナー(82)が家族で営んでいる。顔なじみの客が多く、中には親子3代にわたって通う人もいて、昭和、平成、令和と、長く市民に愛され続けてきた。

朝昼はサラリーマンの姿が目立ち、夕方になると制服姿の学生らが立ち寄る。新型コロナウイルスの影響で客足が減ったというものの取材当日、平日の午後2時を過ぎても次から次と客が訪れていた。

「営業はいつまで?」。接客するオーナーの妻に、客が親しげに声を掛ける。ハンバーガーが出来上がると、イートインスペースで待つ客のもとまでオーナー夫妻が直接、配膳する。チェーン店ではあるが、どこか昔ながらの喫茶店のような温かみがある。

店は在庫がなくなり次第、閉める。オーナーの予測では、桑栄メイトが営業を終える7月末よりは早まりそうだといい、「長くこの場所で店を続けてこられたことに、今は感謝の気持ちでいっぱいです」とも話した。