オンライン就職説明会始まる コロナで対面から切り替え43社参加

【オンライン就職説明会でPRする佐野テックの佐野社長(中央)ら=津市の三重テレビで】

新型コロナでも就活を止めない―。県と県産業支援センターが手がける「みえのオンライン就職説明会」が13日、始まった。21日までの計7日間の開催で県内企業43社が参加する。新型コロナウイルスの感染拡大で従来の対面方式での説明会が困難になったことを受け、初のウェブによる“合説”(合同就職説明会)となる。

開催日に各企業が30分間づつ、ライブ配信で会社の説明やPRを行う。視聴希望者はパソコンやスマホにウェブ会議システム「ズーム」のアプリを入れ、事前に申し込み・登録すれば自由に視聴できる。企業側から視聴者が見えないようにしているため「スーツ不要」で、気軽に企業の説明が受けられる。一方的ではなく、チャット機能を通じて視聴者から質問もできる。

配信にあたり、三重テレビのスタジオで収録するのも特徴。各社が独自で実施するより統一感が出る上、照明など本格的な機材もそろっているため、「画面映えする」(県産業支援センター)としている。

初日のこの日はトヨタカローラ三重、カネソウなど7社が参加。午前10時から30分間づつ、ライブ配信を行った。当日までに学生ら約310人の申し込みがあったという。

道路や橋、建築物の設計、企画、製造などを行う佐野テック(本社・菰野町)は佐野貴代社長らが出席し、会社の概要や職場紹介を行ったほか、求める人材などを説明した。同社が手がける免震機材のミニチュア版も持ち込み、視聴者にアピールした。

県産業支援センターの担当者は初のウェブ合説について、「視聴者から質問が多く寄せられた。『早期で辞める人の理由はなんですか』など対面では聞きにくい質問も出るなど、企業と視聴者が活発にやりとりしていた」と述べ、手軽に参加できるオンライン効果に手応えを示す。学生らは地理的条件なく参加できるうえ、企業も全国にアピールできることもあり、「今後、定着していくのではないか」としている。

ライブ配信を見逃しても後日動画がアップされ、7月末まで視聴できる。また、視聴者の個人情報は非公開のため、希望者には企業側に名前や連絡先などを伝えるマッチングも実施する。

新卒、既卒を問わず、中高生などにも将来の進路の参考にしてもらおうと、幅広い参加を求めている。申し込み・登録はホームページ「みえのオンライン就職説明会」からできる。問い合わせは県産業支援センター雇用人材担当=電話059(253)3885=へ。