芸術家、個人損失37万円 新型ウイルス影響、県内調査 三重

三重県内の芸術家ら有志は11日、県内で文化芸術に携わる人を対象とした新型コロナウイルスの影響に関する調査結果を発表した。個人は平均約37万円、事業所は約213万円の損失があったとしている。

調査は特定非営利活動法人「パフォーミングアーツネットワークみえ」が事務局を務め、声楽家の馬場浩子さんらが5月に実施。文化芸術に関わる県内の個人と事業所から559件の有効回答を得た。

調査結果によると、文化芸術に携わる個人の96%、事業所の97%が新型コロナの影響を受けたと回答。行事の延期や中止による損失の平均額は、個人が37万5千円、事業所が213万円9千円に上った。

新型コロナの影響で困っていることとして、個人で最も多かったのは「創作発表の機会が失われたこと」で全体の79%を占めた。事業所は「中止や延期による損失の発生」が最も多く、35%だった。

求めたい支援の対象では「中止や延期による損失」「活動の再開や新規事業の展開」が目立った。感染防止対策に関する情報提供や物資、オンラインによる動画配信への支援を求める声もあった。

調査を実施した有志らは「文化芸術が元に戻るには相当の時間を要すると予想される」と指摘。「三重の文化芸術を絶やさず発展させるには、短期的・中長期的な支援が求められる」としている。