国体後催県への対応を スポーツ庁などに 三重など4県が要望書

【後催県の意見も尊重するよう求める鈴木知事=三重県庁で】

新型コロナウイルス感染症の影響で今秋の開催が危ぶまれる鹿児島国体の対応を巡り、鈴木英敬三重県知事は11日、来年以降の開催県の意見も踏まえて「日本全体で影響が少ない結論」を出すよう求める要望書をスポーツ庁や日本スポーツ協会などに提出した。

三重とこわか国体・とこわか大会(全国障害者スポーツ大会)を翌年に控える三重のほか、三重国体以降の栃木、佐賀、滋賀との4県連名で提出。スポーツ庁や日本スポーツ協会などとはウェブ会議システムを通じて要望し、文科省には文書を提出した。

4県は要望書で「国体の要項には開催の可否決定では中止のみが規定されている」と指摘。その上で、鹿児島国体の開催可否や代替案を検討するに当たって、後催県に影響のない対応策の検討▽後催県の意見聴取▽後催県に対する支援策の提示―の3点を求めた。

要望活動は冒頭のみ公開。スポーツ庁への要望では、鈴木大地長官が「国体と全国障害者スポーツ大会は毎年持ち回りで開催している。後催県など非常に多くの自治体が関わるため、具体的な要望を伺いたい」と述べ、各県の知事らから意見を聞き取った。

鈴木知事は要望後の取材に「4県の要望を踏まえて、関係者でしっかり検討していくという言葉をもらった」と説明。「必死の思いで準備をしてきた立場だからこそ、鹿児島県の無念も分かるので、鹿児島への支援も十分に考えてほしい」と述べた。