県高校総体の代替大会 27種目を無観客開催 対人競技の一部は断念 三重

【27種目で代替大会を開催すると発表する木平教育長=三重県庁で】

三重県教委の木平芳定教育長は9日の記者会見で、新型コロナウイルスの影響で中止になった県高校総体の代替大会を、陸上や水泳、レスリングなど27種目で実施すると発表した。26種目は7―10月、スキーは来年1月に無観客で開催。相撲を実施する一方で柔道の開催を断念するなど、試合で相手と向き合う対人競技の種目は、開催可否の判断について各競技団体で対応が分かれた。

県高校総体では35種目が予定されていた。全日制で代替大会の開催が決まった27種目のうち、ソフトボール以外はトーナメント方式などで順位を競う。参加選手の感染リスクを抑えるため、保護者らの観戦は認めず、開閉会式は行わない。

一方、サッカー▽バスケットボール▽柔道▽なぎなた▽ボクシング―の5種目は実施しない。柔道は全日本柔道連盟が組み合っての練習を禁止している状況。ボクシングは試合に医師を呼ばなければならず、医療機関に負担がかかることなどから開催を見送った。

サッカーとバスケットボールは、3年生に出場機会のある大会を9月以降に開催する予定のため。なぎなたは、感染予防をしながらの大会実施が難しいと判断した。検討中のテニス▽空手道▽バドミントン―の3種目は、6月下旬に開催の可否を判断する。

ただ、柔道と同じ対人競技の相撲やレスリング、剣道は開催を決定。剣道は防具の中でマスクを着用するなど全日本剣道連盟の示すガイドラインを踏まえて試合を実施する。相撲やレスリングも、中央競技団体が示す方針に則って試合方法を検討する。

定時制と通信制は、ソフトテニスと卓球の2種目のみ代替大会を実施。陸上競技▽軟式野球▽サッカー▽バレーボール▽バスケットボール▽バドミントン▽柔道―の7種目は、参加校の少なさや、感染リスクが高いことなどを理由に開催を見送った。

木平教育長は、代替大会を開催できず出場機会を失った3年生に対し「生徒の安全を第一に考えての結論だが、大変いたたまれない気持ち。部活で頑張ってきた生徒には、部活動での努力や仲間との絆をこの先しっかり生かして歩んでほしい」と述べた。