津にクリエイターらの販売拠点 「FAMIE LAND」が開店 三重

【野田屋文具店の建物を改装してオープンした「FAMIE LAND」=津市一身田町で】

【津】古い町並みが残る三重県津市一身田町で8日、雑貨店「FAMIE LAND」がオープンした。閉店して空き店舗となった野田屋文具店を改装し、県内を中心に活動するクリエイターら約50人が制作したアクセサリーや小物を販売する。空き店舗に悩む商店街の活性化につながることが期待されるとともに、新型コロナウイルスの影響で販路を失ったクリエイターの支援にも一役買っている。

同市高茶屋三丁目の企画会社「FAMIE」が運営。これまでも、同社を通じてクリエイターらが一身田寺内町の祭りやイベントに参加していた。空き店舗を借り、販売拠点として新たに立ち上げた。

店舗では、クリエイターから委託された手作りのアクセサリーや小物、ベビー用品を販売するほか、下津醤油など地元の物産品も取り扱う。不定期で地元の人気店が焼き菓子やパンを出張販売する。

クリエイターの一人で、手作りの布小物を出品する北川美智子さん(43)は「新型コロナウイルスの影響でイベントがなく、販売する機会がない。店舗に置くことで作品を販売できるのでありがたい」と話した。

北川さんは近くの大里小学校出身で、小学生の頃は野田屋文具店を利用していたという。「鉛筆や消しゴムを買いに来ていた思い出のある店。自分を育ててくれた町に恩返しができれば」と語った。

一身田商工振興会の中川隆功会長(53)は、新店舗の登場を「常連客とは異なる客層の人が入ってくる。今まで一身田に来ていない人に町並みを歩いてもらえると、活性化にもつながる」と歓迎した。

店舗の営業時間は、午前11時―午後4時まで。不定休。6―7月は全日営業する。問い合わせは、店長の長井珠美さん=080(2616)6330=へ。