CO2調査の研究成果披露 高田高と台湾の6校などオンライン環境教育交流セミナー 三重

【テレビ会議システムを使い台湾の学生と意見交換する高田高校の生徒=津市一身田の高田高校で】

高田高校は6日、三重県津市一身田の同校で、地域の二酸化炭素(CO2)濃度調査に取り組む台湾の高校6校などとともにテレビ会議システムを利用したオンライン環境教育交流セミナーを開催。日台の高校が互いの研究成果を披露し、刺激し合った。

セミナーは、東海3県の小中高校や台湾政府教育部、台湾大学などと連携して環境教育の普及に取り組む名古屋産業大学(尾張旭市)の環境教育研究プロジェクトの一環。各学校の学習成果を発表する場を設け、国際交流や学習内容の共有が狙い。

高田高校は、同大学や、津市高野尾町の「レッドヒルヒーサーの森」にCO2濃度測定局を開設する赤塚植物園(津市)などの協力を得て、平成29年度からCO2環境教育の実践に取り組んできた。

この日は、高田高校と、台湾を代表して高雄女子高校がCO2濃度調査の研究成果を発表。

高田高校は課外授業で研究に取り組んだ2年生4人が発表し、伊勢湾から海風が吹くとCO2濃度が高かったことなどを報告。「生活排水などの影響によりプランクトンなどが増えていることが関係しているのでは」と分析した。

昨年12月に発表された県の脱炭素宣言「ミッションゼロ2050みえ」にも触れ、「県で環境保全活動が盛んになれば林業や漁業など県の一次産業を発展させる可能性があるのでは」と意見を述べた。

全体の意見交換では、両校の報告で台湾の方がCO2濃度が高かった要因についての質問や、台湾側から「風向きに着目している点が非常に参考になった。今後も交流したい」といった声があった。

発表した高田高校2年の内田櫻子さんは「国を超えて若い世代で地球環境について考える場はすごく貴重だった。これからアジアで一つになって地球環境を守っていければ」と話した。