焼酎から製造した消毒液寄贈 福岡の酒蔵が松阪市へ

【寄贈目録とアルコール消毒液を示す平岡会長(左から2人目)と竹上市長(同3人目)ら=松阪市役所で】

【松阪】三重県松阪市日野町出身で福岡県八女市に酒蔵を構える高橋商店の中川拓也社長(45)は5日、出身地の松阪市へ新型コロナウイルス感染症対策としてアルコール消毒液(900ミリリットル)を120本寄贈した。松阪市民病院などで活用する。

同社の代表銘柄は「大吟醸 箱入娘」。消毒用エタノールの不足を受け、自社製品の焼酎「繁枡」を使い代替品を製造した。地元八女市の医療機関に寄付し、高校まで過ごした松阪市にも寄贈した。

中川社長は県境越えの移動を自粛し、高田中学高校の卒業生でつくる松阪高田会を通じ、代理に頼んだ平岡直人同会会長らが同市役所を訪れ、竹上真人市長に目録を手渡した。

中川社長は「安心して健やかにお過ごしいただく一助になれば」との文面の手紙を竹上市長に寄せ、平岡会長は「感染予防に有効に使ってほしい」と呼び掛けた。

同会会員でもある竹上市長は「今本当に不足していて非常にありがたい。松阪出身者の活躍で元気をいただける」と感謝した。