「アマビエ」護札を医師会に寄贈 鈴鹿の伊勢形紙協同組合

【明るい社会が戻ることを願って彫られた伊勢型紙のアマビエ護札=鈴鹿市西条5丁目の鈴鹿市医師会で】

【鈴鹿】新型コロナウイルス感染症の終息と医療関係者の健康を祈念し、三重県鈴鹿市の伊勢形紙協同組合(小林満理事長)は5日、同市西条5丁目の鈴鹿市医師会(西城英郎会長)に、疫病を鎮めるとされる妖怪「アマビエ」をモチーフにした伊勢型紙の護札140枚を寄贈した。市内の会員医療機関に届ける。

疫病退散の意味を持つ妖怪アマビエ、「難を転ずる」とする縁起柄の南天を組み合わせたデザインで、縦17.5センチ、横15センチ。アマビエは錐彫りと道具彫りの技法で彫り上げた。中心部の三角形のうろこ文様には厄除の意味もあるという。

20代から80代の伊勢型紙職人ら4人が計276枚を作製。4月に発案し、図案作りや試作を重ねてこのほど完成した。完成した護札は、地元の子安観音寺で祈祷(きとう)済み。

同医師会のほか、鈴鹿亀山薬剤師会の市内会員、市保健センター、応急診療所、放課後児童クラブにも届ける。

同医師会を訪問した小林理事長(61)は「明るい社会が戻ってくることを願い、社会貢献の一環として自分たちができることを考えた。」と話した。

護札を受け取った玉田直哉事務長は「医療従事者自身も不安に感じながら、患者のことも心配しているので護札は心強い」と話していた。