移動彫刻動物園始まる 鈴鹿の保育所、幼稚園を巡回

【彫刻の動物とふれあう子どもたち=鈴鹿市西条2丁目の市立西条保育所で】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市の全公立保育所と幼稚園、計20園を巡回する移動彫刻動物園「動物園がやってきた!」が5日、同市西条2丁目の西条保育所を皮切りにスタートした。7月28日まで、各園の規模などに応じて1―3日間ずつの期間で実施していく。

同市文化振興事業団による出前事業の一環。日展作家で同事業団職員の上原正廣さん(70)=同市自由ケ丘=が制作したシマウマやホッキョクグマの親子など彫刻の動物11種類17体を各園で展示。子どもたちが作品を見たり触れたりすることで、楽しみながら動物に親しむとともに、環境や親子のつながりの大切さを伝えるのが狙い。ゾウやカバなど5種類5点は、今回のために新たに作製したという。

彫刻の動物は板状の発泡スチロールを切って貼り合わせたものを削って成形し、その上に和紙を貼って着色。図鑑などを参考になるべく実物に近い状態に仕上げている。

5歳児クラスの26人が一番乗りで鑑賞。子どもたちは抱き上げたり、なでたりしながら「本物みたい」と大喜びで触れ合いを楽しんでおり、加藤萌絵ちゃん(6つ)は「楽しみにしていたのでうれしい」と笑顔を見せていた。

上原さんは「優しさを育んだり、動物たちが置かれている厳しい環境について少しでも考えてもらうきっかけになれば」と話していた。