ツバメの巣、こわさないで 津のリバーパーク真見 地元の小学生、巣立つまでそうじ約束 三重

【津】三重県津市白山町真見の公園「リバーパーク真見」の管理棟にできたツバメの巣が、地元の小学生の願いによって撤去を免れた。「管理人さんへ つばめの巣をこわさないでください」「はい!わかりました 管理人」とやり取りした手紙が巣の下に貼られており、訪れる人の心を和ませている。

同所は雲出川沿いに滞在型農園やバーベキュー施設を備えた公園で、手紙を書いたのは近くに住む市立家城小5年生の久世晴風君(10)。臨時休校になって以降、毎日叔母の愛犬の散歩に同行し同所を訪れ、4月中旬にツバメが巣を作り始めたことに気づいた。

だが巣は完成を待たず二度撤去。久世君は巣を守りたい一心で「巣立つまでぼくがそうじをします」と約束する手紙を管理人室のドアに挟んでおいたところ、翌日その手紙と共に管理人からの返事が貼られていたといい、久世君は「よかった」と笑顔で話す。

現在巣には3羽のひながすくすくと育っており、ふんの落ちる床面には新聞紙が置かれている。リバーパーク真見管理組合の松井康二組合長(61)は「利用者の頭にふんが落ちる場合があり巣は撤去していたが子どもの気持ちを考えそのままにした。毎朝私が出勤すると新しい新聞紙に替えてあるので手を出さず見守っている」と話す。

同所を訪れた会社員の山本美孝さん(53)は「『こんな子がおるんや』と感心しこの子の気持ちをくんだやり取りにめちゃめちゃほっこりした」と感想を話した。