志摩の旅館など3件倒産 帝国DB、5月の三重県内集計

帝国データバンクは4日、5月の三重県内企業倒産集計(負債額1千万円以上)を発表した。志摩市の旅館業「星(ほ)たる観光」など3件の倒産があった。倒産件数は前年同月と比べて8件少なく、負債総額は3億1600万円減の2億3千万円で、平成30年7月以来の水準となった。

業種別では、小売業で2件、サービス業で1件発生。いずれも販売不振による不況が原因で倒産した。地域別では、北勢で2件、中南勢で1件だった。

いずれも従業員が10人未満の中小企業で、1件は個人経営だった。業歴は10―15年未満が2件、5―10年未満が1件。2件は破産、1件は民事再生法の適用を申請した。

津支店は、新型コロナウイルスの感染が拡大する中、倒産件数が減少した理由を「倒産ではなく廃業するケースが増えている可能性がある」と説明。「大手メーカーの生産調整に伴い、県内の製造業で倒産の増加が懸念される」と見通した。