尾鷲 「あぶり」の生産が最盛期 魚の燻製 コロナ影響も 三重

【生産の最盛期を迎えた小魚の薫製「あぶり」=尾鷲市梶賀町で】

【尾鷲】三重県の尾鷲市梶賀町で、魚の薫製「あぶり」の生産が最盛期を迎えている。

あぶりは小魚を使い、サクラなどの木を燃やした煙で1―2時間ほどいぶして作る。

あぶり作りに長年取り組む浜中倫代さん(78)は、新型コロナウイルス感染症の影響で、例年3月下旬から始める作業を今年は4月中旬から始めた。

3日は尾鷲市内で体長15センチほどの小サバを約50キロ仕入れた。地元の女性とともに、小サバの頭とはらわたを取り除いて水洗いして塩を振り、竹串に約20匹刺すと、火加減を調整しながら一つずつ丁寧に竹串をひっくり返す作業に追われていた。

浜中さんは「あぶりの出来は上々だが、県外からの注文が減り、去年の半分の生産量になると思う」と話していた。