リンゴ題材に28点 津・三重画廊 奥野さんが個展 三重

【作品を紹介する奥野さん=津市中央の三重画廊で】

【津】三重県四日市市ときわの奥野穂さん(60)の個展が3日、津市中央の三重画廊で始まった。リンゴを題材にした大小のアクリル画28点を展示・販売している。7日まで。

奥野さんは四日市市出身で多摩美術大を卒業。無所属を貫き個展やグループ展で作品を発表している。

長くリンゴを題材にしており、今展では夕立の空と海岸を描いた7枚の細長いキャンバスをリンゴが放物線を描いて横切る「YUDACHI―7―RINGO」、色を重ねた背景にリンゴがさまざまに浮遊する「KABE―RINGO」のシリーズなどがある。

奥野さんは背景の「地」と対象物の「図」の関係を追求し続けており、リンゴを描く理由は「他の物を描くことの拒否」だという。絵の具の垂れたキャンバスの側面をあえて見せており「垂れがあることで視覚に刺激を与える」と話す。

奥野さんは「具象を描くのが難しい時代。どこかで見た、ではなく強烈な印象を残すことが大事」と話した。