令和元年の三重県 観光入り込み客過去最多 新名神全通が奏功

【ぶら下がり会見で、令和元年の観光消費額を発表する鈴木知事=三重県庁で】

三重県が2日、令和元年の観光レクリエーション入込客数推計書と観光客実態調査報告書を発表した。同年中に観光やレジャーで来県した人は4304万人、観光消費額は5564億円で、いずれも現行の調査方法となった平成17年以降で過去最高となった。県は改元や新名神高速道路の全線開通によって観光客が増加したとみている。

県によると、観光やレジャーの入込み客数は、前年比で1・0%(43万5千人)の増加。式年遷宮の翌年に当たる平成26年以降、5年連続で増加し、4年連続で過去最多を更新している。

地域ごとの入込み客は、伊勢志摩が5・8%(63万4千人)増の1148万8千人、北勢が4・7%(86万1000人)増の1933万人。一方、中南勢、伊賀、東紀州では減少した。

観光消費額は5年連続で増加し、6年ぶりに過去最高を更新した。観光客への調査では、7段階で最も高い「大変満足」と答えた人が38・5%と、8・6ポイントの上昇。リピート率は3・9ポイント減の88・8%だった。

県は「新名神高速の全線開通に加え、改元に合わせて伊勢志摩などで実施した観光PRが奏功した」と分析。志摩スペイン村の開園25周年イベントや熊野古道世界遺産登録15周年も影響したとみている。

鈴木英敬知事は2日のぶら下がり会見で「観光産業は新型コロナウイルスで大打撃を受けているが、直前までは魅力的な場所だという実績が出た。プライドを持ちながら観光事業者と再建したい」と述べた。