津市が15億円補正 新型ウイルス対策 医療資材やタブレット購入 三重

【定例記者会見で、6月補正予算案を発表する前葉市長=津市役所で】

【津】三重県の前葉泰幸津市長は1日の定例記者会見で、新型コロナウイルス感染症の対策費など約15億8500万円を追加する一般会計補正予算案を発表した。医療機関が医療用のN95マスクや防護服を購入する費用を負担するほか、第2波や第3波による再休校に備えて市立小中学校の児童生徒らにオンライン授業用のタブレット端末を配備する。8日の市議会6月定例会に提出する。

補正予算案では、価格が高騰している医療用資材の購入費などを負担するため3500万円を計上。市内の指定医療機関と3次救急医療機関、2次救急医療機関、医師会などを対象に支給する。

また、第2波や第3波の発生に備えてオンライン授業の体制を整えるため、教職員用も含めてタブレット端末約2万台の購入費約10億9500万円を計上。児童生徒には1人当たり1台を貸し出す。

このほか、感染防止のため市内の避難所180カ所に消毒液や段ボールベッドなどを備蓄する費用も計上。救急搬送者の感染が疑われる場合に救急隊員が着用する感染防止衣4千着の購入費なども盛り込んだ。

財源は国の補助金や臨時交付金などから捻出。市の貯金に当たる財政調整基金からも約5億8200万円を取り崩す。市によると、同基金の残高は令和2年度末で約21億7千万円となる見込み。

前葉市長は、6月補正としては大きな規模となった補正予算案について「国が2回に渡る補正予算をしていることからすると、地方も新型コロナウイルスの対策費を中心に予算を充実させなければならない時期。しっかり予算を計上していきたい」と述べた。