観光地の早期再生目指す 東海3県知事が共同宣言 ウェブ会議で採択 三重

【東海3県知事会議で、観光振興の取り組みを提案する鈴木知事=三重県庁で】

新型コロナウイルスの感染拡大に伴う県外移動の自粛呼び掛けを解除するに当たり、東海3県の知事は31日、観光地の早期再生を目指す共同宣言をまとめた。「コロナ社会の新たな観光産業を構築するため、3県が連携する」とし、観光の誘客やプロモーションを共同で実施すると定めた。

県境をまたぐ移動が6月1日から可能となるのを前に、鈴木英敬三重県知事が観光でも東海3県による足並みをそろえて対応するよう呼び掛けたことがきっかけ。ウェブ会議を通じて共同宣言をまとめた。

共同宣言は、第2波や第3波を抑制するための感染防止対策を観光施設でも徹底すると明記。3県が観光地の再生に向けて誘客促進の取り組みを共有し、共同で観光プロモーションを実施すると定めた。

前文では「観光産業は深刻な影響を受けたが、今後は段階的に取り組みを移行させていくことになる。観光地の早期再生を目指し、東海3県が新たな観光産業の構築に向けて連携する」としている。

会議では、3県の周遊を促すため、高速道路の利用者を対象にキャンペーンを実施することで合意。3県の宿泊施設で使えるクーポンの発行や、観光地を巡るスタンプラリーの実施も決めた。

鈴木知事は会議後のぶら下がり会見で「いきなりはインバウンド(海外誘客)や全国への観光が難しい中で、まずは3県で安全安心な観光地を築いていく取り組みをスタートしたい」と述べた。

3県でキャンペーンなどを始める時期については「夏休みが一つのターゲットになると考えている。それまでには一定のプロモーションや予算措置ができていることが望ましいと思う」と語った。