県内4月求人1.29倍 4年9カ月ぶり1.3倍割る 三重労働局

三重労働局が29日に発表した4月の県内有効求人倍率(季節調整値)は、前月を0・05ポイント下回る1・29倍で、平成27年7月以来、4年9カ月ぶりに1・3倍を割り込んだ。同局は雇用情勢の判断を「弱含みで推移している」と3カ月ぶりに下方修正した。

有効求人倍率は9カ月連続で低下した。全国順位は前月から2つ上がって23位。有効求人数は前月比7・7%(2425人)減の2万8950人、有効求職者数は3・9%(922人)減の2万2458人。新規求人倍率は1・76倍で、前月を0・33ポイント下回った。

産業別の新規求人は、ほとんどの業種で前年同月を下回った。大手自動車メーカーの減産で、製造業は前年同月と比べて1117人(54・2%)減の944人と大幅に減少。感染拡大に伴う休業要請や外出自粛の影響を受けていた宿泊業・飲食サービス業は605人(43・7%)減の781人だった。県内に9カ所ある安定所全てで前年同月を下回った。

同局は雇用情勢を下方修正した理由を「求人の低下傾向が続き、求人倍率の下がり基調が明確になったため」と説明。新型コロナウイルスの影響について「前月と比べて各業種の新規求人のマイナス幅が広がり、影響がより深刻になってきた」との見解を示した。