中小事業者へ補助充実を 経済団体代表ら求める 三重県が緊急会合で意見交換

【経済の再建に向けて開かれた緊急経済会合=津市羽所町で】

三重県は26日、新型コロナウイルスの感染拡大で落ち込んだ経済の再建に向けた緊急経済会合を、津市羽所町のホテルグリーンパーク津で開いた。経済団体の代表からは中小事業者に対する補助制度の継続や充実を求める声が上がり、鈴木英敬知事は6月補正予算案に関連費用を追加する考えを示した。

商工や金融などに関係する18団体の代表が出席。県の支援制度に対する事業者からの申請件数などについて県の担当者から報告を受けた後、経済再建に向けた取り組みの方向性などについて意見交換した。

鈴木知事は会合のあいさつで「緊急事態宣言が解除されたが、まだ先が見えない。私たちはリーマン・ショック後に経済の回復を経験した。コロナ・ショックもオール三重で取り組みたい」と述べた。

意見交換は非公開。出席者らは「感染防止を目的とした来店者数の抑制で売り上げが減少する」「リモートワークの環境整備や店舗改装をハード・ソフトの両面で支援してほしい」などと訴えたという。

鈴木知事は会合後の取材に「事業者には先行きへの不安がある一方、新しいビジネスに挑戦しなければならないという認識があることも分かった。不安と挑戦の両方に対応できるよう対策を打つ」と述べた。

その上で、これまでに約4億円を計上した中小事業者向け補助金の追加分を、近く編成する6月補正予算案に計上すると説明。「事業者に早く(支援が)届くよう、しっかり取り組みたい」と述べた。