東紀州 5市町の広域ごみ処理施設 尾鷲市営野球場を予定地に検討 三重

【東紀州5市町で整備を進めている広域ごみ処理施設の建設予定地として検討する市営野球場=尾鷲市矢浜真砂で】

【尾鷲】三重県の加藤千速尾鷲市は25日の市議会行政常任委員会で、同市、熊野市、紀北町、御浜町、紀宝町の東紀州5市町で整備を進めている広域ごみ処理施設について、既に建設予定地に選定していた2カ所を断念し、同市矢浜真砂の市営野球場を新たな建設予定地として検討すると発表した。

広域ごみ処理施設を巡っては、平成30年12月に廃止した中部電力尾鷲三田火力発電所の構内の定期点検用地と、中電が所有する同市矢浜の燃料基地用地(第2ヤード)の2カ所を建設予定地として選定していた。

だが、2カ所とも南海トラフ地震の津波の浸水域にあることや、盛土などの付帯工事に多額の費用がかかることから、同市以外の4市町から合意を得られなかったという。

4月10日に開かれた5市町の首長が集まる一部事務組合設立準備会で、4市町から「標高もあり、国道の近くにあるためアクセスも良い市営野球場を候補地として検討してほしい」と要望を受け、市営野球場を建設予定地として検討することにした。

市によると、市営野球場は中電と市が所有しており、面積は約2万3千平方メートル。市クリーンセンターに隣接する。海抜24メートル。

議員からは「予定地が何度も変更している。今回で3カ所目だが、この場所は大丈夫なのか」と問われると、加藤市長は「現在は下調べをいろいろやっている。この場所を建設予定地とすることは十分ある」と述べた。

また、加藤市長は市営野球場の代替地についても検討していく考えを示した。