「アベノマスク」ようやく配達 津市の一部 全戸配布のめど立たず 三重

【布マスクをバイクの荷台から取り出す配達員=津市中央で】

政府が全世帯への配布を目指す布マスクの配達が23日、三重県津市の一部で始まった。県内では同市以外の郵便局に「アベノマスク」が届いていないため、全世帯配布の時期にめどは立っていないという。

この日、津中央郵便局(津市中央)では、配達員らがバイクの荷台に布マスクを積み込んで配達に出発。住宅などのポストに1セットずつ入れた。初日は約1万2千カ所に配達したという。

日本郵便東海支社によると、県内では約84万6千カ所に配る予定だが、この日までに県内の郵便局に搬入されたのは津中央郵便局の2万8800セットだけ。配達完了の見通しは立っていないという。

津中央郵便局の森田芳幸第1集配営業部長は「ようやく配達できるようにはなったが、まだ津市でも全ての方に届けられるわけではない。到着次第、待っていただいている方に速やかに配達したい」としている。

布マスクを受け取った津市の飲食店従業員、中田理恵さん(41)は「6月から小学校が本格的に再開するので子どもに着けさせようと思います」と話す一方で「忘れていた頃に届いたなという感じ」と語った。