倍近い価格でマスク転売容疑 津の会社と社長を書類送検 三重県警、全国初摘発

【津】購入価格の2倍近くでマスクを転売したとして、三重県警生活環境課は22日、国民生活安定緊急措置法違反(衛生マスクの転売)の疑いで、津市の衣料品販売会社と同社の男性社長(55)を津地検に書類送検した。

県警によると、マスクの転売容疑での摘発は全国で初めて。男性社長はこれまでに千枚のマスクを転売したという。「会社の経営が厳しく、利益をあげたかった」と話し、容疑を認めている。

送検容疑は先月16日午後4時45分ごろ、津市内にある同社の衣料品店を訪れた男性客1人に対し、1枚当たり約80円で購入したマスクを一枚154円で、五枚セットにして販売した疑い。

男性社長はインターネットを通じて約千枚のマスクを約7万9000円で購入。衣料品店の客らに販売していた。「衣料品店でマスクが売られている」との情報が県警に寄せられ、同課が捜査していた。

政府はインターネット上でマスクが高値で転売される問題を受けて3月に特措法を改正。購入価格よりも高額で転売する行為を禁止した。違反者には1年以下の懲役、もしくは100万円以下の罰金が科される。