消毒に使える高濃度アルコール製造 「伊勢萬」が市に寄贈 三重

【鈴木市長(右端)に消毒に使える高濃度アルコールを贈った村田社長(中央)ら=伊勢市役所で】

【伊勢】新型コロナウイルス感染拡大の影響でアルコール消毒液が不足する中、三重県伊勢市小俣町の酒造会社「伊勢萬」は、代替品として手指消毒に使える高濃度アルコール「伊勢ALCOHOL65%」を作った。21日、公共施設などで役立ててほしいと、市に300ミリリットル入り120本を寄贈した。

同社は市内の工場で、日本酒や焼酎、リキュールなどを製造している。厚生労働省が消毒液不足を受け、特例でアルコール濃度60度以上の酒類も代用に使えるとしたことから「酒造りのノウハウを生かし、今できることをしよう」と、先月末に製造に着手。清酒の原料でもある醸造アルコールを使い、焼酎の製造工程を応用してアルコール濃度65度に仕上げた。このほど販売を始め、医療機関や福祉施設などから受注があるという。

市役所で、村田光晴社長らが鈴木健一市長に手渡し「酒造会社として貢献できることを考え、製造を始めた。役所や各施設で消毒液として活用してほしい」と話した。

伊勢ALCOHOL65%は、一本300ミリリットル入り825円で販売している。

問い合わせは同社=電話0596(37)4195=へ。