熊野市、温泉供給できず 配管損傷、業者に賠償請求へ 三重

【熊野】三重県熊野市は22日の市議会全員協議会で、温泉をくみ上げる井戸のポンプを交換中に配管が損傷するなどしたため、市内のプールやホテルなどに対する温泉の供給を停止していることを明らかにした。

市によると、この井戸は市紀和B&G海洋センターのプール、ホテル瀞流荘、鉱山乃足湯、市高齢者生活福祉センターに温泉を供給していたが、配管の損傷などで平成30年11月から供給を停止している。

市は「ポンプの交換作業に問題があった」と説明。同社は4回にわたってポンプの交換を試みたが、未完成のまま期限の31年2月が経過し、市に「これ以上は施工できない」と報告したという。

市は「施設に湯を供給できなくなった」とし、工事を請け負った「成幸利根」(東京)に損害賠償を請求する方針。ポンプの交換に必要な薬剤投入費として支払った約320万円の返還も求める。

これに対し、同社は「市がポンプを不適切に使い、井戸の内枠とポンプの間にさびが入ったことでポンプが抜けなくなった」などと主張。約1200万円の工事費を支払うよう市に求めている。