白や赤、紫の松阪撫子 豪商ポケットパーク 24日まで、150鉢が展示 三重

【花弁が垂れ下がる松阪撫子=松阪市本町の豪商ポケットパークで】

【松阪】花びらが細長く垂れ下がる松阪撫子(なでしこ)の展示会が20日、三重県松阪市本町の豪商ポケットパークで始まった。松阪三珍花保存会が主催し、会員が丹精込めて育てた約150鉢を披露している。会期は24日まで。

松阪撫子は江戸時代、同市殿町に住んでいた紀州藩士が花弁が深く切れて縮れて垂れ下がる突然変異株を見つけ、品種改良して生まれた。松阪花菖蒲(しょうぶ)、松阪菊とともに松阪三珍花の一つで、いずれも県指定天然記念物。

会場では白や赤、紫の花が咲き誇り、糸のような花弁が風に揺れ、優美な姿を見せている。1本に5花、3本仕立ての計15花が基本。垂れ下がりが長いほど良いとされる。

会員らは「日本の誇る古典園芸植物。ゆったりとした気持ちでお楽しみください」「新型コロナウイルス感染防止のためマスク着用、間隔を空けて」と呼び掛けている。

会員有志が26日まで、市役所入り口や同市殿町の松阪撫子発祥地、市歴史民俗資料館、本居宣長記念館など6カ所でそれぞれ10―20鉢を展示する。

また、同市中心商店街のおかみでつくるミズ・ネットワーク松阪も31日まで、商店街一帯に「松阪撫子どんな花?祭り」の一環で鉢植えを並べる。