
【尾鷲】新型コロナウイルス感染症拡大を受け、臨時休校していた三重県の尾鷲市立尾鷲中学校(同市矢浜)が18日、授業を再開し、全校生徒がマスク作りに挑戦した。
同校では各学年を1、3組と2、4組の2つに分け、19―22日の間は1日おきに登校する。25―28日の間は1、3組と2、4組の登校時間を午前と午後に分ける時差登校を実施。29日の一斉登校を経て6月1日から通常授業に戻る予定。
この日は時差登校を実施。生徒たちは持参した裁縫道具と布、配布されたガーゼとゴムを使い、真剣な表情でマスクを作った。完成できなかった生徒は、自宅で仕上げて学校に持ってくるという。
1年4組の森下らんさん(12)は、祖父の家にあったというチョウチョの模様が入った白いハンカチでマスク作りに取り組み「マスクを作るのは初めてで難しかったが、楽しかった。完成したらマスクを着けたい」と笑顔を見せた。
西宏昌校長は「生徒たちは良い表情をしている。元気に登校してくれ、マスク作りに一生懸命取り組んでくれた」と話した。