鳥羽水族館が営業再開 発熱検知導入、感染防止徹底 三重

【発熱を検知するサーモグラフィーカメラで検査を受けて入場する利用客=鳥羽市の鳥羽水族館で】

【鳥羽】新型コロナウイルス感染拡大に伴う県の緊急事態措置解除などを受け、鳥羽水族館(三重県鳥羽市鳥羽三丁目)は18日、営業を再開した。入館者の発熱を検知するサーモグラフィーカメラを導入するなど感染防止策を徹底し、イベントの開催は一部を除いて当面の間見合わせる。

感染拡大防止策として、入館時のマスク着用や消毒液の利用に加え、改札入り口前に発熱を色の変化で伝えるサーモグラフィーカメラを設置。37・5度以上の発熱が確認された入館者は別の進路へと誘導し、接触型の検温器で再度体温を図った上で入館を断る。

館内では定期的に人の手がふれるような場所での消毒を徹底するほか、混雑時には入場制限も設ける。また県の要請に基づき、県外からの来館は当面自粛を呼びかけていくという。

同館では3月2日から20日まで臨時休館し、21日から一度は営業を再開していたが、全国的な感染拡大の状況を受け、4月10日から再度臨時休館を決めた。魚や動物たちの世話もあるため、スタッフらは休館中も二交代制で通常同様の勤務やSNS、動画配信サイトを活用した近況発信などを続けていた。

この日は休館前と同様に午前9時から午後5時まで営業。初日だったこともあってか人はまばらで、同館によると、例年の平均入館者数約1000人に対して1割前後の入館だった。四日市市から親子で訪れた団体職員の女性(43)は「再開を楽しみにしていた。思ったより人が少なくて驚いたが、これから人が増えてきたらスタッフの方も大変だろうと思う」と話していた。

広報担当の中村文哉さん(32)は「38日ぶりの再開という一つの節目を迎えて安心しているが、今後も気を引き締めていかないといけない。多くのお客さんに来て欲しいが『3密』は避ける必要があり複雑な思い。とにかく安全に気を遣いたい」と話していた。