東海3県間、往来自粛を 全国で宣言解除まで 3知事が共同声明 三重

【大村、古田両知事とのテレビ会議に臨む鈴木知事=県庁で】

三重、愛知、岐阜の3県知事は16日のテレビ会議で、新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けた共同メッセージを発表した。政府は3県の緊急事態宣言を解除したが、共同メッセージは全国で宣言が解除されるまでの間、3県間でも不要不急の往来を控えるよう要請。感染拡大防止と社会経済活動の両立に向けた取り組みを共有することも確認した。

共同メッセージは「感染症の第2波、第3波が襲ってくることを想定しなければならない」と指摘。「感染拡大防止策とのバランスを取りながら段階的に社会経済活動のレベルを引き上げていく」と訴えた。

その上で、政府の緊急事態宣言が全国で解除されるまでの間は、3県でも県境をまたぐ不要不急の移動を控えるよう要請。特に「特定警戒都道府県」との往来は「厳に慎もう」と呼び掛けている。

三重は宣言の対象外となった15日に全ての休業要請を解除したが、愛知、岐阜両県は一部の業種で継続した。共同メッセージは、通勤などで往来が盛んな3県全体としての感染拡大を防ごうと策定した。

鈴木英敬三重県知事は会議で、感染防止と経済活動の両立に向けた取り組みの情報共有を提案。全国知事会の地方創生対策本部長として、政府の臨時交付金を活用したい事業を予算要望の前に提示するよう求めた。

また、鈴木知事は「東京などと比べると、東海3県の感染は落ち着いてきている」とした上で、県境をまたぐ移動の自粛要請を解除した後を見据えて観光振興に向けた連携や情報共有を提案した。

古田肇岐阜県知事は「事業者は観光客の受け入れに慎重。まずは各県内で需要を掘り起こすということも考えられる」と指摘。「デリケートな課題があると認識しながら、互いに知恵を絞りたい」と語った。