魚介類のネット通販開始 鳥羽の「はちまんかまど」 海女の写真集プレゼント 三重

【ネット通販用の伊勢エビの炭火焼きや写真集を紹介する海女ら=鳥羽市相差町の「海女小屋はちまんかまど」で】

【鳥羽】新型コロナウイルス感染拡大の影響で外出を自粛する人たちに元気になってもらおうと、三重県鳥羽市相差町の「海女小屋はちまんかまど」(野村一弘社長)は、海女が捕った新鮮な魚介類のインターネット通販を始めた。購入者には期間限定で、海女からの応援メッセージなどを掲載した特別写真集「コロナに負けるな!わしらが味方や!」をプレゼントする。

はちまんかまどは平成16年、観光活性化や海女文化の発信を目的にオープン。50―80代の海女約20人が捕った海の幸を目の前で炭火焼きにし、漁の様子や暮らしぶりを聞きながら味わう。海女文化と触れ合えることが人気となり、昨年は国内外から2万1000人の観光客が訪れたという。

今年に入り国内でも新型コロナの感染が広がると、同施設でも徐々に影響が出始め、4、5月は予約のほぼ100%がキャンセル。4月18日から当面の間休業となり、宿泊施設や飲食店で需要の減った魚介類の浜値が暴落したため、海女が漁に出ても収入が得られない厳しい状況になっている。

野村社長(59)は「世界中の人が新型コロナで困っているので、海女の元気と新鮮な魚介で皆さんにも元気になってもらいたい」とネット通販を企画。海女らの就労の機会をつくる狙いもあったという。

平成29年にエミー賞を受賞したアメリカのテレビ番組に相差の海女が出演した時のプロデューサー、渡部翔子さんらスタッフが今回の企画に賛同し、連携して写真集を制作。地元のあさり浜などで撮影が行われ、8人の海女が笑顔やパワフルなポーズとともに、「コロナに負けない海女!みんなガンバロー」などとメッセージを送っている。

ネット通販は、サザエやヒオウギガイなどに伊勢エビとアワビが付く「まるでセレブコース」(8640円)、サザエや大アサリなどに伊勢エビかアワビいずれか一個が付く「セレブ気分コース」(6500円)など四種類で、自宅でバーベキューが楽しめる「活き魚介類」か海女が炭火焼きにした魚介を温めて食べる「海女焼き」のどちらかを選ぶ。

問い合わせは「はちまんかまど」=電話0599(33)1023、商品Webページ=https://ama‐store.stores.jp/