オンラインで朝の会 伊勢市の小学校 貸与のタブレット端末活用 三重

【画面越しに会話する6年2組の児童と山下教諭=伊勢市久世戸町の修道小学校で】

【伊勢】新型コロナウイルス感染拡大に伴う臨時休校中の三重県伊勢市の小学校が、自宅にいる児童と学校をオンラインでつなぐ「朝の会」に取り組んだ。市立小学校全23校の6年生に1人1台貸与されているタブレット端末を活用し、今週から各校で始まった試み。15日は同市久世戸町の修道小で、6年生約55人が、画面越しの担任教員やクラスメートに元気な姿を見せた。

ウェブ会議システム「ZOOM(ズーム)」を使った朝の会。午前9時、6年2組の教室では、担任の山下万弥教諭(29)が、大型モニターに映し出された児童らに向かい出欠を確認。学校再開の見通しが発表されたことを知らせ、登校時の持ち物や予定を伝えると、児童たちはメモを取った。

市は昨年、今の小学6年生約千人に1台ずつ、携帯電話回線のLTE回線を使ったタブレット端末を導入。各校で授業中の調べ学習や家庭学習用のドリルなどに活用してきたが、今回の休校長期化を受け、双方向で対話する朝の会を初めて試みた。県内の市立小学校では、珍しい取り組みという。

修道小での実施は、13日に続く2回目。児童らは慣れた様子で、休校中に取り組んだことなどを発表しあった。山下教諭は「学びにも情報機器の活用が当たり前になってくる時代、子どもたちのいい経験になった。学校の雰囲気を感じることで、休校中の不安も少し解消されたと思う」と話していた。

学校再開後、当面は分散登校になる予定で、オンライン朝の会も並行して続けるという。