新型ウイルス 県越境移動は自粛を 三重県が感染防止の指針を公表

【記者会見で感染防止の指針を公表し、「新しい生活様式」の実践を呼び掛ける鈴木知事=三重県庁で】

三重県は15日、三重が新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言の対象外となったことを受け、感染防止の指針を発表した。県境をまたぐ不要不急の移動は、引き続き控えるよう県民に求めている。鈴木英敬知事は15日の記者会見で「マラソンで言えば折り返し地点」とし、政府が公表した「新しい生活様式」の実践を呼び掛けた。

県によると、指針は14日に改定された政府の「基本的対処方針」や、それに伴う都道府県への通知を元に策定。対象期間は「全都道府県で緊急事態宣言が解除されるまで当面の間」としている。

指針では、8つの特定警戒都道府県との往来について、生活の維持に必要な場合を除いて自粛するよう要請。愛知、岐阜両県を含む特定警戒都道府県以外との往来も、不要不急の場合は控えるよう求めている。

県は11日に発表した「基本的考え方」で、宣言が解除された地域間の移動については自粛を求めない方針を示していたが、政府が14日に5月末までは控えるよう呼び掛けたため、対応を検討していた。

一方、県内での移動は自粛を求めていないが、ナイトクラブなど、過去にクラスター(感染者集団)が発生している場所や「3つの密」に当たる場所への外出は、県内でも控えるよう呼び掛けている。

休業要請の解除に合わせて事業者向けのガイドラインも策定。客席の間隔を十分に確保し、必要に応じて入場を制限するよう求めているほか、業種や施設の種別ごとに具体的な対策も例示した。

鈴木知事は会見で「人との距離や買い物の人数を意識するなど、新しい生活様式を取り入れてほしい。命と健康を守るため、『持ち込まない』『広げない』に協力いただきたい」と呼び掛けた。