三重県議会 感染対策補正を可決 知事期末手当カットも

【補正予算案を可決した三重県議会本会議=県議会議事堂で】

三重県は14日の県議会本会議で、新型コロナウイルス感染症の対策費として約1億1900万円を追加する一般会計補正予算案と、6月に支給予定だった鈴木英敬知事の期末手当を全額カットする条例改正案を提出した。県議会は即日採決し、いずれも可決した。

県によると、補正予算への計上分は、県外からの受け入れを自粛する屋外体験施設に支払う協力金に全額を充てる。協力金は1事業者につき12万円を上限とし、釣り堀やキャンプ場など993件の申請を見込む。全額を国からの臨時交付金で賄う。

鈴木知事は提案説明で、期末手当をカットした理由について「新型コロナウイルスで県民が不安な思いをしている中、政治家として私もそういった気持ちに少しでも寄り添いたい」と説明。「減額分は感染防止対策を強化する経費などに充てる」と述べた。

県議会は補正予算案は全会一致で可決。知事の期末手当をカットする条例改正案は稲森稔尚議員(草の根運動いが、2期、伊賀市選出)だけが反対。稲森議員は反対討論で「公務員が給与や報酬を返上するのを美徳とするような同調圧力になる」と訴えた。