津市、新型ウイルスで13億円の支援策 給食費や水道料、事業所にも 三重

【市独自の支援策を発表する前葉市長=津市役所で】

【津】三重県の前葉泰幸津市長は13日、臨時記者会見を開き、新型コロナウイルスの影響を受けている市民や事業所を対象とした総額約13億円の支援策を発表した。幼稚園や小中学校の給食費三カ月分を無償化するほか、水道料金の基本料金2カ月分を無料とし、売り上げが落ち込んだ事業者に最大10万円を支給する。

新型コロナウイルスの感染拡大に伴う市町の支援策で、給食費の無償化と事業者への支援金は県内で初めて。これらの事業費を盛り込んだ一般会計補正予算案を20日の市議会臨時会に提出する。

無償にする給食費は6月以降の3カ月分で、市内全ての小中学生と未就学児が対象。市立以外の教育機関や保育施設を利用する世帯には給食費3カ月分に相当する1万2千―1万4400円を支給する。

水道料金の基本料金が無料になるのは、6月1日以降の検針日の料金から2カ月分。市内の全世帯と事業所が対象で、約13万6700件を見込む。期間中は基本料金を差し引き、従量料金だけ請求する。

また、国の「持続化給付金」の条件に該当しない事業者を市が独自に支援。前年同月と比べて売り上げが3割以上、5割未満減少した事業所に最大10万円を支給する。2500事業所を見込んでいる。

補正予算案ではこのほか、新設する「新型コロナウイルス感染症対策事業基金」に約3億7千万円を積み立てる。市モーターボート競走事業会計から繰り入れる10億円と、国からの臨時交付金の残額を財源とする。

前葉市長は「ここ数カ月、各家庭は非常にイレギュラーな形で乗り切らなければならなかった。家計にお金を渡して市民に現金ベースで助かるような政策を打つほうが良いと考えた」と述べた。