新型ウイルス 感染者の搬送車 県、鈴鹿の本田技研から無償貸与 三重

【本田技研工業鈴鹿製作所が無償貸与した搬送車両=三重県庁で】

三重県は13日、本田技研工業鈴鹿製作所(鈴鹿市)から、新型コロナウイルスの感染者を搬送するための専用車両4台の無償貸与を受けると発表した。保健所に配備し、無症状者や軽症者の搬送に活用する。

県によると、無償貸与を受けるのは、ホンダの「ステップワゴンスパーダ」を改造した車両。運転席と後部座席の間を仕切る板や車両後部の気圧を下げる機能などを備え、運転手への感染防止を図っている。

ホンダが関東圏で無償貸与をしていることを知った県職員が鈴鹿製作所に依頼した。県は以前から4台の搬送車両を所有しており、今回の無償貸与によって県の全保健所に1台ずつ配備できるようになった。

また、県は感染者を自宅から病院まで搬送する際の運転業務を、三重交通(本社・津市)に委託すると発表した。これまでは保健所の職員が運転していたが、負担軽減や調査への専念を目的に委託する。

県によると、搬送車両の運転を民間に委託するのは全国的にも珍しい。鈴木英敬知事は13日のぶら下がり会見で「民間に搬送を手伝ってもらえば、保健所が調査などに万全の体制で臨める」と語った。