三交GHD 純利益17・4%減 ホテルや旅客運送落ち込む 三重

【決算を発表する小倉社長=津市中央で】

【津】三重交通グループホールディングス(本社・三重県津市中央)は12日、令和2年3月期の連結決算を発表した。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛や観光需要の低迷でホテルや旅客運送の客足が落ち込み、売上高は前年比2・2%減の1039億2600万円で、4期ぶりの減収。純利益は17・4%減の37億6千万円で8期ぶりの減益となった。令和3年3月期の業績予想は「新型コロナウイルスによる業績への影響を算定することが困難」として、公表を先送りした。

新型コロナウイルスの影響で、運輸部門と流通部門、レジャー・サービス部門の売上は計約22億円の下振れ。特にレジャー・サービス部門はビジネスホテルや旅館、ドライブインで客足が落ち込んだ結果、売上高が6・5%減の120億8700万円となった。

一方、不動産部門ではメガソーラーの売電収入などが好調だったことから、売上高は0・7%増の360億1千万円。名古屋駅周辺の再開発に向け、建物などの減価償却費が増加したため、営業利益は3・4%減の48億200万円にとどまった。

本社で記者会見した小倉敏秀社長は「1月まではおおむね予想通りだが、2月以降は消費需要が減退し、総じて厳しかった」と説明。唯一、微増を保った不動産部門も「テナントから賃料の値下げ希望が来ている。これから交渉に入るが、ある程度の影響が出てくる」との見通しを示した。