全日本大学野球、初の中止 新型ウイルス影響 県内選手ら無念の声 三重

三重や岐阜、静岡の3県の大学・高専が加盟する東海地区大学野球連盟では新型コロナウイルス感染拡大に伴う加盟校の活動休止などで、全日本大学野球選手権につながる春季リーグ戦の開幕のめどが立たない状態が続く。8月に延期となっていた全国大会中止の発表が出ると関係者から無念の声が上がった。

5年ぶり2度目の全日本大学野球選手権出場を目指していた皇學館大(三重県伊勢市)は、部活が休止になった4月以降、部員らが自宅などで自主練習に取り組んで来た。学生コーチ兼任の4年生の羽根大智さんは「この春で引退する予定だった。今までの経験を生かしてどんな環境の変化にも対応できる社会人になる」と前を向くも「最後に試合をやりたかった」。

春季リーグ戦の通常開催は困難な状況だが、同連盟ではリーグ戦中止の場合も、感染状況や加盟校の活動状況を考慮しながら代替大会の開催など模索するという。皇學館大4年の石川拓哉主将は「今は健康が一番大事」と話す一方で、「このまま引退は悔いが残る。試合を通して後輩たちに何かを伝えることができたら」といちるの望みに懸けていた。