休校中に本読もう 津高図書館 生徒にレターパックで図書郵送 三重

【申し込みのあった本の発送作業をする井戸本さん=津市新町の県立津高校図書館で】

【津】休校中に本を読もう―。三重県津市新町の県立津高校が、新型コロナウイルスの影響で自宅学習中の生徒に同校図書館の本を届けている。生徒が読みたい本をインターネットで申し込み郵便で受け取るもので、県内では初の取り組みという。

外出や人との接触が限られる中で読みたい本を届けようと企画。図書館蔵書検索サイトの支援プログラムを活用し同校の蔵書のうち約2万冊の表紙画像や紹介文をインターネットで検索可能にした。

生徒は好みの本を選んで申し込めば自宅に届き、休校明けまで借りられる。郵送代は図書購入費用から充て、レターパックプラスで一度にハードカバー約4冊が送れるという。

8日午後から受け付け、10日までで112冊の申し込みがあった。人気作家の小説、県史、疫病に関する書籍など種類はさまざまで、生徒からは「家にいるだけでいろいろな本が読めてうれしい」とコメントが寄せられている。

先着200人で約11万円の郵送代を見込むが、より多くの生徒が利用できるよう同窓生にレターパックプラスの寄付を呼び掛けている。

学校司書の井戸本吉紀さん(44)は「厳しい状況の今、本を読んでこれからにつながるものを見つけてもらえたら」と話していた。