休業要請解除 美術館など一部再開 施設関係者ら安ど 三重

【17日ぶりに再開したルーブル彫刻美術館=津市白山町佐田東谷で】

三重県が新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態措置を改定し、文化施設などへの休業要請を解除したことを受け、県内では7日、一部の美術館や博物館が営業を再開した。各施設は、県外からの来訪自粛やマスクの着用、少人数での利用などを呼び掛けている。

先月20日から休館していた津市白山町佐田東谷のルーブル彫刻美術館は17日ぶりに開館。従業員は清掃作業などに追われていた。入り口には消毒液を設置し、手すりなど来館者が触れる箇所を消毒した。

施設関係者は「休館すると維持費や人件費をまかなえないので、開館できてほっとした」と話す。来場者には「団体での来場は控えてもらい、数人で間隔を空けて観賞してほしい」としている。

菰野町大羽根園松ケ枝町のパラミタミュージアムも開館。会計の列で密集を防ぐため、2メートル間隔の目盛りを床に付けた。公式ホームページで、マスクの着用や県外からの来館自粛などを呼び掛けている。

臨時休館で中断していた企画展「ルドゥーテ展」も再開した。施設の広報担当者は「県外の方から電話で問い合わせが来ているが、来訪は自粛するようお願いし、理解していただいている」と語った。

松阪市殿町の本居宣長記念館も再開。ホームページで県外からの来訪自粛を呼び掛けている。来館者には感染対策として、マスクの着用や少人数での見学のほか、住所と連絡先の記入を求める。

一方、伊勢市二見町松下のマコンデ美術館や南伊勢町五ヶ所浦の伊勢現代美術館は当面の間、臨時休館を続ける方針。マコンデ美術館の関係者は「県外の方も来場できる状況になってから再開したい」と話した。