マスクの香りポケット、外出自粛でリモート開発 松阪

【「ちゃ茶ちゃマスクの香りポケット」子ども用】

【松阪】新型コロナウイルスの感染防止のためマスクの着用が日常化する中、三重県松阪市の市民団体などの有志4人は茶葉などを入れるポケット状インナーマスクを作って通販を始めた。マスクと口の間に挟み、好きな香りを楽しめる。外出自粛を受け、草木染め作家やイラストレーターらがリモート(遠隔)開発した。

インナーマスクは布製で大人用と子ども用をそれぞれ100枚作った。ポケットには茶葉の他、アロマオイルを落としたコットンや、かんきつのピール(皮)など好きな香りを入れる。

市民団体「パインワークス」の酒井由美代表(50)が「長時間のマスクは臭いが気になる」「子どもはマスクを嫌がり困っている」という声を聞き、同市特産の茶の消臭作用に着目して企画した。

同市の「草木染工房Minami」の藤田りか子さんが緑茶で布を染め、同市の茶店「茶重商店」の塚本麻衣さんが縫い合わせ、津市のイラストレーターやまぎわさゆりさんが茶葉を羽に見立てたキャラクター「ちゃちゃ鳥」のイラストをプリントした。

作業を終えたら次の担当者に渡すリレー方式で14日から1週間ほどかけて仕上げた。24日から、2枚1組、送料・税込み500円で通販サイト「BASEやさしいおみせ」で販売し、大人用は売り切れた。問い合わせはパインワークス=電話080(1420)6284=へ。

酒井さんは「自分たちのできることをつなぎ合わせた。少しでも気分転換できたら」と話している。松阪産材を使って家で遊べる商品など地元リモート開発第2弾を考えている。