市議の席も間隔空けて サオリーナで津市議会 三重

【サオリーナ内のサブアリーナで開かれた津市議会臨時会=津市北河路町で】

【津】三重県の津市議会臨時会が1日、津市北河路町の市産業・スポーツセンター「サオリーナ」内のサブアリーナであった。新型コロナウイルス感染症を予防するため議会棟から場所を移して開催。住民1人当たり一律10万円を給付する「特別定額給付金」の経費など約286億7400万円を追加する一般会計補正予算案を全会一致で可決した。市は早ければ13日に給付金の支給を開始する。

議会事務局の職員らがサブアリーナに緑のシートを敷き、2メートル以上の間隔を空けて机を並べて仮設の議場を作った。質問の残り時間と出席議員数は、バスケットボールの試合などで使われる得点板を代用。換気のため、常時扉を開放していた。

前葉泰幸市長は、冒頭のあいさつで「新型コロナウイルスの感染拡大防止に全力で取り組んできた。国の補正予算成立を受けて給付金の事務に取りかかるため、補正予算案を緊急で編成した」と説明。一般会計補正予算案や専決処分の承認など6件を提出した。

補正予算案には、給付金の経費約279億6500万円のほか、児童手当を受給する世帯に支給する臨時特別給付金の経費約3億3400万円も計上。休業要請などに応じた事業者に対し一律50万円を支給する「協力金」の市負担分も盛り込んだ。

閉会後、岡幸男議長は「音が反響する上、マスクで口元が見えないので声を聞き取るのが難しかった」と課題を指摘。6月定例会に向け「今よりも感染が鎮まっていれば議場でできるが、収束していなければ質問時間の短縮など工夫が必要だ」と頭を悩ませていた。