新型ウイルス対策 ヨシザワがフェイスシールド開発、寄贈 鈴鹿市に100個 三重

【市に寄贈したフェイスシールド=鈴鹿市役所で】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市三日市町の製造業ヨシザワ(吉澤健社長)はこのほど、新型コロナウイルス感染症対策製品としてフェイスシールドを開発。1日、社会貢献活動の一環として、市に百個を寄贈した。6月ごろから一般販売を予定している。完成品と組み立て品の2種類あり、完成品は1個350円、組み立て品は1個300円(いずれも税別)。

フェイスシールドは顔面を保護するペット樹脂のシールドと、頭部を固定するポリエチレンの発泡体、サイズ調整用の織りゴムを組み合わせて作った。

同社は自動車部品の梱包(こんぽう)用クッション材工業用トレーを製造しており、事業で使用する材料や自社技術を活用し、社員の吉澤勝信さん(41)が開発を担当。シールド部分の長さや耳の位置にとのバランス、曇り止め加工など工夫したという。

パート従業員の提案で、医療系でも使用できるフェイスシールドを作ろうと4月中旬から試行錯誤を重ね、鈴鹿歯科医師会の意見なども聞いて、約10日かけて完成させた。

来庁した吉澤社長(45)は「連休明けから一日500個から千個程度量産していく。一般販売後はまず、市民に使ってほしい」と話した。

寄贈したフェイスシールドは応急診療所や清掃センターなどで職員が使用するほか、新たに市が市教委を通じて1万8千個を購入し、学校再開後の児童生徒、教職員に配布する。

末松市長は「今後の学校再開に向け、子どもたちの空間確保に必要と判断した」と話した。

問い合わせはヨシザワ=電話059(382)3323=へ。